ICT(情報通信技術)を利用して発電・送電・配電・電力利用をインテリジェント化するスマートグリッドは、エネルギーの効率利用の観点から大きな注目を集めています。
米国では、オバマ政権が掲げる「グリーン・ニューディール」政策の一環として推進されているもので、その実現に向けて電力会社のみならず、電機、IT関連等、幅広い技術の融合が必要であり、広い産業分野において新しいビジネスを創出すると期待されています。
スマート・グリッドの規格
これらは、IT技術が発達した現代だからこそできるものであり、米国はこの機会に100年先を見据えた大改革を行おうとしているのである。
米国エネルギー省と国立標準技術研究所(NIST)は、スマートグリッドの相互運用に関する16の標準規格を発表した。
また、米国復興再投資法の一環として、1000万ドルをNISTの標準規格開発の支援金として提供している。
スマートグリッドの基礎技術
- スマートメーター(住宅電源コントロール設備):電力消費量の把握と分析
- 蓄電池:発電と消費の需給バランスを調整
- リニューアブルエナジー(太陽光発電,風力発電等):温暖化ガス排出抑制
- 電気/ハイブリッド自動車用電源
- 従来型発電設備の効率化
スマートグリッドの導入による変化
- 発電
- 大型集中型 → 小型分散型
- 従来型化石燃料発電の効率化
- リニューアブルエナジー(太陽光発電,風力発電等)の利用拡大
- 送電
- 配電を効率化し既存の送電設備の効率的利用
- 蓄電池の導入による発電と消費のタイムラグ解消
- 消費
- スマートメーターによる消費動向の把握
- 発電と消費の高度な連携
- 消費動向に基づき発電量をコントロール
- 発電量に基づき消費量をコントロール
スマートメーター
スマートグリッドの基盤となる機器がスマートメーターである。
これは家庭や事業所に設置する端末で、使用される電力量の情報を収集する。
IBM製スマートメーター
http://www-06.ibm.com/jp/lead/ideasfromibm/energy/index5.shtml
テキサス・インスツルメンツ(TI)のスマート e メーター『 AMR/AMI』
電力消費量管理ツール
検索大手のGoogleも「Google PowerMeter」と名付けたソフトウェア・ツールを開発中である。
Google PowerMeter
http://www.google.org/powermeter/howitworks.html
グーグルが開発中のグーグル・パワー・メーター(Google PowerMeter)とはスマートメーターなどのエネルギー管理機器から情報を取得し、同社が提供するサービスである「iGoogle」のホームページを通じて、家庭での電力消費が手軽に分かることができるようにするものである。利用者は自分の電力消費を分析し電力消費を減らすことが出来ると共に、電力料金節約の為の方策を検討することができる。
スマートグリッド関連企業
企業名をクリックすると株価が表示されます。


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